ICカードや定期などを入れるパスケースにはいろいろな種類があります。定期入れなどは、毎日のように使うものなので、丈夫で、数年の使用にも耐えるものがいい。といった場合は、使用感が「味」にもなってくる「皮」のものを選んだり。かわいいものや好みのものをしょっちゅう買いなおして使いたいので、安価な方がいい。お手入れも簡単といった、「合皮」などのもの。好みや実用性でその素材を選ぶことができます。
素材以外にも、タテ型、ヨコ型、二つ折りのものといった、形状でも選ぶことができます。
ですが、この、素材と形状の好みを満たした満点のパスケースを探すとなると、なかなかに難しくなってしまいます。
こういうとき、手作りのもの。というのも、選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

昔使った「定期入れ」

IC定期が現れる前までは、定期券が、電車に毎日乗るための必須アイテムでした。その、定期券こそ、ケースに入れて持ち歩かないと、頼りない存在で、必ず「定期入れ」に入れていたものです。
改札機のない路線では、改札にいる駅員さんに定期券を見せればいいので、ケースに窓が付いていて、中身が見えれば、ケースから出す必要はありませんでした。
改札機が設置されてからは、改札機の手前で素早く定期入れから定期券を取り出して、改札機を通し、また、素早くしまう。
この早業をスムーズに行うために、取り出しやすいものを吟味して購入することが大事でした。パス窓に穴が開いていたりするものもありました。ケースに手を突っ込んで定期券を引っ張り出す必要がない、画期的なタイプです。今でも、ICカードを扱うには便利です。

今だと使えるパスケース

改札機のない時代は、窓付きのケース。改札機ができると、取り出しやすいタイプ。時代によって変わってきたケースも、また、姿を変えることになりました。IC定期の登場で、また、ケースから出す必要がなくなりました。窓すら必要ではありません。素材を選んで、形やタイプを選んで。どうしても好みのものがない。そういうときは手作り。という選択肢が、昔より、選びやすくなっているような気がします。なぜなら、定期券をいちいち取り出す必要もなく、見えるための窓を開けてあげる必要もない。こうなると、複雑なデザインのものをつくる必要がなくなるからです。機能性を追い求めることなく、もっと自由に、自分の好きなものを使うことができる。あとは、素材やデザインにだけこだわって、手作りするのも楽しい選択肢だからです。